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[本日のデイサービス機能訓練]⑥~靴脱着訓練~ついさっき脱いだ靴をまた履こうとしてしまう
の記事でご紹介したTさんのその後の靴の脱着の様子です。
すり足歩行は少し改善の兆しが見えてきたので、靴の方もスムーズに履き替えできるようになってくれると良いのですが・・・
今回初めてご覧いただく方のために
Tさんは80歳男性です。
運動機能は比較的しっかりとされていますが、認知症の進行が目立ちます。
塗り絵なども行っていますが、その絵が何なのか認識も出来ないことがほとんどのようで、どんな絵も声掛けしないと1色で塗りつぶしてしまうことが多いです。
言葉の理解力も低下傾向にあります。
Tさんは80歳男性です。
運動機能は比較的しっかりとされていますが、認知症の進行が目立ちます。
塗り絵なども行っていますが、その絵が何なのか認識も出来ないことがほとんどのようで、どんな絵も声掛けしないと1色で塗りつぶしてしまうことが多いです。
言葉の理解力も低下傾向にあります。
「靴を履き替えてね」と言うとサッと靴を脱がれます。
ここまでは良いのですが、やはりまだ脱いだばかりの靴を再び履こうとされます。
「それは今脱いだばかりの靴やで~」と声を掛けますが、その言葉は届かず足を脱いだばかりの靴に入れます。
ちょっと手を貸してもう一度脱いでもらい今から履くべき上靴を目の前に置いて足を入れていきます。


なんとか上靴に足を入れましたが、今度は足の甲のところが引っかかって内側に入ってしまいます。
それにもお構いなしで少し強引に踵まで入れてしまおうとされます。(´;ω;`)


「内側に入ってしまってるよ」と何度か声掛けしましたが、耳に入らずそのまま続けられます。
今日はこの辺りが限界かなということで足の甲の部分は私が修正して踵の部分はご自分で入れていただきました。


前回の時は踵もなかなか入れることができず苦戦されていましたが、今日は踵はご自分の手でスムーズに入れることができていました。

この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
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次回は次履くべき靴を前に出し、脱いだ靴は目の届かないところに置いてみようと思います。
つま先を靴に入れる時に手を全く使おうとされなかったので、つま先を入れる時も靴のベロの部分が内側に入り込まないよう手を使うように声掛けも必要ですね。
踵は前回と違ってスムーズに入れられるようになっていたので、靴ベラは渡さなくても大丈夫でした。
靴の判別と手指をしっかりと使って履くというところを意識して機能訓練を継続していきます。