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今日は以前に
[本日のデイサービス機能訓練]⑨最近自宅で転倒が増えたという利用者さんの歩行訓練の記事でご紹介したKさん(80歳女性)のその後の歩行訓練の様子です。
歩行中の課題は
「よそ見をしない」「すり足歩行にならない」です。
前方や足元を確認しながら歩くことを意識づけできるよう声掛けをしながらの歩行訓練ですが、どれくらい改善できたでしょうか?
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
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動画をご覧いただいてお分かりのように、やはりすぐには改善できませんね。笑
「よそ見せずに前と足元を確認しながら歩いてね」と声掛けしても一時的には前を見て歩くようになります。
ご本人に全然悪気もないのですが、短期記憶力の低下のせいもあってすぐに忘れてしまわれるようです。
横をボーっと見たり、後ろを振り向いたり忙しなく目線が動きます。
その結果、ちょっとしたアスファルトの起伏で足を摺ったりふらついたりしてしまいます。


以前は塗り絵も1枚渡すとしっかりと最後まで丁寧に塗っておられましたが、最近はすぐに集中力がなくなり目を離すと途中でやめて細かく折ってポケットにしまってしまいます。
認知力の低下が進むことに比例して集中力も低下する方が多いです。
今までも何名かそのような方がいらっしゃいました。
その集中力の低下が歩行にも少し現れてきているようです。
ですので、塗り絵をしている時もなるべく目を配って、やめそうになったら
「この花だけは塗ってしまおう」
「この男の子は塗ってあげて」などすぐにやめてしまうことのないよう声掛けしています。
塗る行為自体はきっちりと出来ていて綺麗に塗ることができているので、その能力は保ってもらいたいですね。
そのような歩行以外の動作や訓練でのアプローチも必要に応じて実施しています。
また塗り絵の様子もご紹介できればと思います。