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今日は先天性のポリオに加えて糖尿病、脳梗塞も発症し、右片麻痺症状のあるSさんの歩行訓練です。
以前にも
[本日のデイサービス機能訓練]④~屋外歩行訓練~杖を嫌がり完全独歩を望まれる右片麻痺利用者様の歩行訓練
の記事でもご紹介したSさんのその後の状況です。
コロナ感染対策でデイサービス自体を休まれていたりしたので、3週間ぶりくらいの歩行訓練です。
歩容はお変わりないようで良かったです。
ふらつきもそれほどなく、安定感のある歩行になっています。
杖を使うのを止めて1か月ほどですが、杖無しでの歩行を少し安心して観れるようになってきたかなと思います。
ただ、歩行が進むにつれて歩幅が小さく速くなる傾向が観られました。
「速くなってるよ」と声掛けすると一時的に速度もゆっくりになりますが、しばらく歩くとだんだん速くなってきます。
パーキンソンでよく観られる突進歩行のような歩行になっているので注意が必要です。
と言っても自分でコントロールは中々難しいと思いますが、常に意識できるよう反復して刷り込んでいくしかないですね。
ご本人の「杖を使わない」という意思を尊重して杖無しでの生活をされています。
その意思通りの生活を少しでも長く続けられるよう、週1回だけの機能訓練ではありますが、取り組んでいきたいと思います。
靴の履き替えの様子も少し。
以前に一度履き替え時に足元の靴を取ろうとして下肢で踏ん張り切れなかったのか、床にコロンと手を着くような感じではありますが椅子から落ちてしまったことがありました。
不幸中の幸いで怪我は全くなかったので良かったですが、油断はできません。
それ以来、靴の履き替え時も注意して様子を観ています。
手は左しか使えない状態なので、靴を履くことばかりに気が行ってしまうとバランスを崩して椅子から落ちたり転倒したりという可能性があります。
今日は踵を入れるのに少し手間取りましたが、危なげなく履き替えることができました。
今日のような動きを継続して自信をもって安全に靴の脱着を出来るようにしていってもらいたいです😊