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今日は脳梗塞後遺症右片麻痺利用者さんFさん(80歳女性)の車の乗降の練習の様子です。
ご主人と2人暮らしでいわゆる老々介護の家庭です。
1年前くらい前までは朝お二人で運動のために散歩に出かけていたそうですが、散歩中にFさんが転倒してご主人も起こしてあげることができず通りがかりの人に助けてもらったということがあって以来、出かけることがなくなったようです。
散歩など運動する機会がなくなったせいか、ここ1年で患側下肢の動きが悪くなりました。
車に乗り込む際も患側下肢は補助してあげないと乗せられないという状況です。
乗車時は少し補助が必要としても、降車時はご自身の動作のみで行ってもらえるようになるべく見守りで声掛けのみで降りてもらうよう取り組んでいます。
左後部座席からの降車です。
健側下肢は比較的スムーズに動かして降ろすことができます。
ただ、車の乗降時に限った話ではないですが、患側下肢は置き去りのままになるので左右の足のバランスも崩れます。
「右足も持ってきて」「右足もこっちへ寄せて」と声掛けしています。
全くできないわけではないのです。
動かすことに痛みがやや伴うことがあるのかもしれませんが動かすことを億劫がられています。


かなり頑固な方なので手伝ってもらえるまで動かさず待っている時もあります。😓
とにかく面倒くさがりなので、いろんな場面で介護スタッフも苦戦を強いられます。( ノД`)シクシク…
ちょっと話が逸れましたが、患側下肢も少しずつ滑らせるように、ずらすようにドア側に寄せることができました。
ただ左足だけ地面に降ろして患側下肢が車に乗ったまま立ち上がろうとされます。
左は患側に比べれば動きはいい方ですが、とても片足立ちは無理です。
でも、その態勢で強引に立ち上がろうとするくらい、患側下肢を動かすことを面倒くさがります。
どんな場面でも患側の足も同じように動かすよう声掛けしていますが、中々難しいですね。
でも声掛けすると一時的に声掛けした通り動かせている時もあるので、その時の具合や気分に寄るようです。
車から降りる時の足の動きは時間はかかりますが、ほぼ自身で行えるようになってきているので、乗車時の右足の挙上が今後の課題になりそうです。
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