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レクリエーションのネタって考えるのは大変ですよね。
今は感染症対策も講じないといけないし、同じことばかりだと利用者さんもすぐに飽きてしまうし・・・
今回は私の勤務しているデイサービスで行っている声を出したり必要以上に他者と接触しないでも簡単にテーブル上で楽しんでもらえるようなレクリエーションを3つご紹介します。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
牛乳パック積み

準備するもの
・牛乳パックを切ったもの
これだけです笑
もちろん紙パックなら牛乳じゃなくても何でもOKです。
遊び方



細く切った牛乳パックを積んでいってもらうだけです。
牛乳パックを普通にまっすぐ切るだけではなくて少し斜めに切ったりしてバランスを取りにくくしておくと結構難易度が上がります。
1~2分程度で時間制限を設けて何段積めるかを競ったり、何段まで崩さずに積めるかを競ったりすると盛り上がります。
バランスよく積むために指先の細かな動きの訓練にもなるし、集中力も養えます。
機能訓練指導員も本が一冊あると心強いです!
カルタ

準備するもの
市販のカルタで良いと思います。
100均でも今はいろいろなカルタが販売されています。
私の勤める事業所では都道府県カルタとことわざカルタを購入して利用しています。
遊び方


カルタなので読んで取ってもらうのですが、高齢者の方がほとんどで聴力が低くなっている方が多いので大きな声で読むことが必要です。
耳が聞こえにくい利用者さんにも分かりやすくするために、視覚でも確認できるようホワイトボード等に最初の文字を書いたりして対応しています。
夢中になって立ち上がって札を探す利用者さんもいらっしゃるのでその点は注意が必要ですが、カルタも集中力や注意力の訓練にもなりますし、楽しみにされている利用者さんも多いので月に2~3回行う時もあります。
漢字・絵合わせパズル

準備するもの
図形や地図記号、漢字、数字を表にしたものと表の文字や記号と同じものをパズルのピースのように一つずつ作成します。
私は表はラミネートしています。ピースの方は段ボールやペットボトルのキャップにプリントした紙を張り付けて使っています。
材料はお好みで作成してください。
遊び方



表と同じ文字、図柄のマスにピースを置いていきます。
漢字であればピースの片面に漢字、もう一面に読み仮名を貼っておいて漢字の読みが難しくて分からないという利用者さんは漢字の面を見て表の同じ漢字のマスのところに置いていってもらいます。
漢字は魚編や草冠等一組ずつ統一して作っています。
読みが分からなくても「魚に関する漢字」「草花に関する漢字」と何となく連想できるようにしていますので皆さんとっつきやすいようです。
ジグソーパズル感覚で楽しんでもらえています。


まとめ
コロナ禍前はカラオケやおやつ作り等レクリエーションも選択肢がもっとたくさんありましたが、飛沫感染には気をつけないといけないし濃厚接触にも気をつけないといけないし何かと制限が多くて大変な時代になりましたね。
カルタの読み手もマスクを着用したまま読むので「聞こえへんぞー!」「何言ってるかわからん!」とヤジられることもありますが、ゆっくりと繰り返し読んだり、大きくボードに字を書いたりして対応しています。
パズルや紙パック積みは準備が少し手間ですが、必要以上の接触もなく大声を出すこともないので安全に行えますので一度試してみてください。