[あなたの知らない昔のブラック企業の世界]~今ならパワハラ・モラハラで一発アウト~⑤

ブラック企業 昔のブラック企業の話

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私がC出版株式会社に入社したころは出勤の記録の管理は出勤簿というもののみでした。
出勤してきたらその出勤簿に印鑑を押すだけのものでした。
なので出勤したかどうかの確認のみで、何時に出社して何時に退社したかと言うことは闇に葬られます。
労働時間はかなりの時間だったと思います。

表向きは13:00出社で22:00退社、1時間休憩の1日8時間労働という形でした。
しかし、そんなタイムスケジュールで出勤した日は一度もありませんでした。笑

遅くとも10時~11時には出社して営業のロールプレイング(練習)や顧客ターゲット宅のリサーチと地図の作成等していました。

中学生が帰宅し始める16時くらいから現地で営業活動して事務所に22時ごろに戻って事務処理などしてたら23時は普通にオーバーします。

なので休憩時間1時間を差し引いても毎日13時間以上の拘束で12時間以上は労働させられていました。
完全労働基準法違反ですね。🤣

当時でも普通に訴えられるレベルです。
心配する新入社員の親御さんから苦情が入ることも多かったとも聞いたことがあったくらいです。
そりゃタイムカードで出勤時間・退勤時間なんか打刻させられませんよね。😒

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会社としては帰宅時間が毎日終電ギリギリになることを前提にしているので、ほぼ全員大阪市内の地下鉄沿線近郊での一人暮らしを半ば強制的に推奨してきました。

私は、事務所がある大阪市内から少し離れたところに実家がありましたので、大阪支社と決まった時は実家から通えるなと思っていたのですが、そんな労働時間では無理でしたね。😵

私は男性なので、そのような労働環境だと知っても親もそこまで心配しないと思いますが、女性だったら親御さんも黙ってないでしょう。

目標と言う名のノルマ

休日出勤も普通に強要されました。
日曜、月曜は基本定休日だったと思うのですが、営業成績が思わしくないと「出勤します」と言わざるを得なくなるように仕向けてきました。

「目標数字まで今月全然足りてないよな」
「挽回するためにどうする?」
「売れてる人と同じ動きではアカンよな」的なことをネチネチ言われ続けました。

ちなみにその日の目標を毎日何本売るということを朝礼時に1人ずつ全員大声で言わされていました。
今日は何本売って1週間で何本売って月間で何本売るかを自分で「目標」として決めろというのです。

当然少ない数字で目標設定したら強制的に修正させられるので「目標」と言う名の「ノルマ」でした。
入社前は「弊社はノルマはありません」と謳っていました。
確かに会社から具体的な数字の指定はなかったですが・・・

ものは言いようですね。😣笑

私も坊主が続いていた時に、上司に「事務所でリサーチだけでもいいから日曜日出勤しろ」と言われたので風邪気味で体調も良くなかったのですが、事務所での仕事のつもりで出勤するつもりでいました。

ところが、いざ日曜日に出勤したら、

「リサーチだけしててもしょうがない。売れてないんやから現場に出て数を当たれ」と強制的に現場に出さされたこともありました。

おそらく私の上司が係長クラスの人に私を現場に出すよう指示されたんでしょう。

体調が悪い上にそんな状況で現場に出ても良い結果が出るわけがない!と内心思っていましたが、上司の言うことは絶対なので言われる通りしました。

もちろん坊主でした。笑

今やから笑えるけど当時はホンマに地獄でした。

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