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今日はお昼過ぎに皆さんで行っている体操の様子です。
昼食後でウトウトと眠たくなる時間ですが、普段ご自宅では中々身体を動かすことができない(動かそうという気が持てない(´;ω;`))利用者さんにも眠い目をこすりこすり頑張ってもらっています。
椅子座位での体操はコチラも是非ご参考ください♪
いつものようにゆったりと深呼吸をしてから、今日は下肢の筋力運動からスタートです。
股関節のストレッチを織り交ぜながら大腿・踵・つま先挙上運動を行いました。
![[デイサービス機能訓練]
股関節ストレッチ体操](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2022/12/mt.jpg)
普段何気なく行っているこのような挙上運動も日常生活動作と密接に関係しています。
玄関の上がり框や門扉までの階段の昇り降り、歩行時につまずかないようつま先を挙げる、靴や靴下を履くために太ももを挙げる動作など若い時は当たり前に出来ていた動作だと思います。
でも加齢とともに、もしくは何らかのケガや疾患等で太ももを挙げにくくなった、足首の動きが悪くなりつま先が挙がりにくくなったなど下肢の動きが思うようにいかなくなったという利用者さんが多いです。
そういった状況を何とかしたい、改善したいという気持ちはあるけどもう自分は無理だ・・・とおっしゃる方も多いですね( ノД`)シクシク…
でも、そういう利用者さんに以前のようにとまでいかないまでも、最低限の日常生活動作を自身で行えるようになる努力をしてもらえるように声掛けするのも機能訓練指導員の役割でしょう。
「もう自分は無理やから・・・」
「しんどいからもうやりたくないわ・・・」
「痛いから動かしたくない」
など、様々な理由で個別の訓練や体操を嫌がる方もいらっしゃいますが、設定した機能訓練の目標を達成してできなくなったことがまたできるようになる喜びをイメージしてもらい取り組んでもらっています。
家族と一緒に出掛けたい、一人で買い物に行きたいといった外出に関する目標を設定する方が多いですね。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
![[デイサービス機能訓練]
張り手様体操](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2022/12/mt3.jpg)
上肢のトレーニング体操もしっかりと行っています。
体幹のストレッチや左右交互にパンチや張り手を繰り出す運動を行いました。
パンチや張り手は今日は前方に繰り出す方法で実施しましたが、上に向けて繰り出す運動も効果的ですね。
玄関上がり框や階段昇降時に手すりをしっかりと持てるよう、杖や歩行器をしっかりと持って、体幹や下肢とともに身体を支えられるよう上肢の筋力も日常生活では欠かせません。
買い物に行って荷物が増えると、その荷物を自宅まで持って帰らないといけません。
買い物袋を手に持って帰るにしても、カートや歩行車に乗せて帰るにしても上肢の力も絶対必要になってきます。
なので下肢ばかりの体操ではなく上肢もわりとガッツリ動かしてもらっています。
後半はストレッチ的な動きがメインで行いました。
首と前腕屈筋群(手指や手首を曲げる手のひら側の筋肉)のストレッチです。
日中に自宅でも座ったまま首を前後左右に曲げた態勢でウトウトとしているという方が多いようで肩や首のだるさを訴えられる利用者さんも多いです。
こういう首の体操も毎日ご自宅で実施してもらえるとより良いですね。
![[デイサービス機能訓練]
頚ストレッチ](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2022/12/mt8.jpg)
腕や手指の筋肉もよく使う部位と使わない部位とはっきりと別れてきます。
箸や鉛筆を持ったり、手すりを掴んだりと「何かを握る」という動作が日常動作の中には多いです。
なので、握る動きと逆の動きを体操に取り入れて前腕、手首、手指のだるさや拘縮などを改善していきます。
もちろんこれも1回10秒程度を週に1,2回行った程度では効果は中々現れません。
自宅でもマメに行ってもらえるよう声掛けしています。
![[デイサービス機能訓練]
深呼吸](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2022/12/mt5.jpg)
最後は最初のようにゆったりと深呼吸をして終了です。
約15分でほぼ全身、筋力トレーニングとストレッチ的な運動を織り交ぜて実施しました。
あまりやりすぎても皆さん体力的にきついのでこれくらいの時間と内容が良いようです。
個別機能訓練がある方は皆さんでの体操以外でも歩行訓練や階段昇降訓練などで身体を動かしたり、脳トレなどで頭を使ったり、洗濯物たたみや食器拭きで手指を使ったりと自宅に居るよりも時間もあっという間に過ぎるし適度な疲労感もあるようです。
昼間にウトウトと居眠りし過ぎると夜眠れなくて昼夜逆転してしまう高齢者も多いですもんね。
体操を通してみなさん健康的に過ごしていただいています。