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今日は脳梗塞後遺症右片麻痺が残存しているUさん(90歳女性)の座位からの立ち上がり・立位保持訓練の様子です。
[本日のデイサービス機能訓練 54]右片麻痺利用者さん立位保持訓練の記事でもUさんの立ち上がり・立位保持訓練の様子をご紹介しました。
その時はコロナ感染の影響で約1ヵ月振りの訓練でご本人が思っておられるほど膝が伸びなかったり、お尻が挙がっていないという状態でした。
それから2回ほど来所されて機能訓練を実施したのですが、居住施設の自室で転倒されて顔面を打撲されたとのことでまた1か月ほど休まれるという事態になってしまいました。
幸い打撲だけで済んだので大したケガではなかったのですが、目の周り一帯がアザになり初期の仮面ライダーのショッカー戦闘員のようになっていました😱
立ち上がり動作や立位の保持はどうでしょうか?
個別機能訓練教本も一冊あれば便利です♪
やはり下肢で踏ん張ることができず、ほぼ手すりを持っている健側の左腕の力だけで立ち上がろうとしている感じになっています。
少しズボンを引っ張り上げるような感じで私がヘルプして少しずつお尻が挙がります。
でも少し挙がっただけというところで完全に立ち上がれたと思われるようで「1,2・・・」と立位保持のカウントを始められます。
最低限トイレや脱着衣介助時を想定してそれらの介助を円滑に行えるくらいの立位態勢を保つことを目標にしているのでもう少し膝を伸ばしてお尻を挙げるよう声掛けして実施しています。
顔を見ると大きな青アザが痛々しいので申し訳ない気もしますが、ご本人はケロッとしてお元気なのでいつも通り立ち上がって立位保持10秒を5セット行いました。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!


認知症の進行もあり、言われたこともすぐに忘れてしまったりすることも増えました。
個別機能訓練は元気に取り組んでおられますが、全体での体操などは眠りに落ちられます。😴
「起きて体操してね」と声掛けすると「起きてますよ、体操してますよ」と答えてまたすぐ眠りに落ちられます。笑
健側下肢での荷重がメインになってくるので、患側の動作の練習も必要ですが健側の筋力の維持・強化も重要課題になってきます。
立ち上がりを円滑に、立位保持を少しでも長く継続して安全にトイレ動作や脱衣・着衣動作を行えるよう訓練を継続していきます。