記事内に広告があります。
今日は
[本日のデイサービス機能訓練 57]右片麻痺利用者さん階段昇降訓練と自宅階段昇降を比較Ⅱでもご紹介したSさん(81歳女性)の階段昇降訓練の様子です。
以前にもご紹介しましたがSさんは今年の初めに2度目の脳梗塞を発症されさらに麻痺が強くなり歩行も以前に比べて不安定になっています。
ご自宅玄関の階段は3段ほどではありますが、手すりが昇時は右側(Sさんの患側)に位置するので苦戦されています。
デイサービスでの機能訓練時もご自宅玄関と同じように、昇時に右側に手すりがあるという状況で階段昇降訓練を行っています。
手すり側に身体が寄ってしまうことと昇る時に上の段に患側のつま先が当たってしまうことが課題です。
個別機能訓練教本も一冊あれば便利です♪
以前は手すり側いっぱいに身体も足も寄っていましたが、現在は私が一切何も声掛けしなくても片足1足分ほど余裕を持って昇降できるようになりました。
手すりを持つ手も不安定感はなく、この課題はクリアできました。
ただ、患側のつま先を上段に当てないように昇るのは難しいようで12段中7段くらいは当たったりかすったりしています。
麻痺側なので足関節の背屈動作(つま先を挙げる動作)が困難なのですが、当たらずに昇れている時もあるので、全くできないということもありません。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
![[デイサービス機能訓練]
階段昇降訓練](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2023/02/s.jpg)
![[デイサービス機能訓練] 階段昇降訓練](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2023/02/s1.jpg)
上の段にけつまずいて転倒するという可能性も十分考えられますので、なんとか当たらないように意識して階段昇降を行えるようにしたいところです。
今はまだ少々けつまづいても踏ん張れるだけの体幹と下肢筋力があるので転倒の危険性は低いですが、油断はできません。
段に引っかかるごとに毎回「引っかかってるよ」と声をかけるのも心苦しいのですが、いつまでも安全にご自宅の階段を昇降して自由に外出できる生活を送って頂くためなので継続していこうと思います。