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今日は変形性膝関節症で内反膝(O脚)のOさん(83歳女性)の平行棒歩行訓練の様子です。
[本日のデイサービス機能訓練⑰]変形性膝関節症利用者さん平行棒歩行訓練
[本日のデイサービス機能訓練㊸]変形性膝関節症利用者さん平行棒歩行訓練
以上の記事でも歩行訓練の様子をご紹介しています。
・歩隔と歩幅の定着
・方向転換時の足の踏み返し、身体の向きの換え方
この2点を課題にして歩行訓練に取り組んでいます。
以前は玄関の6段ほどの階段昇降がおっくうだったり、体調不良だったりが続き休みがちでしたが、最近は頑張って来所されており連続で休まれることは随分と減りました。
課題の方も日内変動はありますが、徐々に修正出来てきています。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
今日は体調も良いようでよくお話してくださっていました。
歩隔に関しても私が何も言わなくてもそんなに大きくなっていません。
体調が悪かったり精神的に不安定な時は肩幅以上に大きくなってしまいますが、落ち着いている時は理想の肩幅くらいの歩隔で安定しています。
歩幅も十分とは言えませんが、小さすぎてチョコチョコ歩きということもなく、しっかりと歩けています。
ご自宅では移動する時は伝い歩きがほとんどのようですが、中々安定せずにご主人に怒られたりするそうです。😓
目標はご自宅内を安全にご自身で歩いて移動できるようになることに設定しています。
ご家族のご協力も必要なのですが、ご主人も認知力低下が顕著に出ておられるので現実はうまくいっていません。😥
機能訓練指導員も本が一冊あると心強いです!
![[デイサービス機能訓練]
平行棒歩行訓練](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2023/02/IMG_6739-800x1108.jpg)
![[デイサービス機能訓練] 平行棒歩行訓練](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2023/02/IMG_6737-800x1108.jpg)
方向転換に関してはもう少し練習が必要です。
ただ、手と足を同時に動かしてふらついたりという動作は減りました。
時々バタバタと落ち着きのない感じの動きになることまありますが、ご自身で意識して
「あーゆっくりせなあかんな」と自分に言い聞かせるようにつぶやきながらゆっくりと方向転換する姿勢が観られるようになりました。
以前なら「もうわからへん」と匙を投げるような発言も多く観られましたが、だいぶ落ち着いて訓練に取り組めるようになりました。
ご自宅が結構古めの住宅で玄関の階段も段数は6段ほどですが、直線やらせん状ではなく直角に曲がる造りになっているのでちょっとした方向転換は必須です。
階段昇降自体も重要ですが方向転換も必要です。
方向転換がスムーズに行えて自信を持てれば、より階段昇降に自身を持てて外出することに対しての嫌悪感も減るのではないかと考えます。
引き続き歩隔と歩幅にも注意を配りながら方向転換のトレーニングを行っていきます。
段差昇降の練習も再開していきたいところですがあれもこれも一気に行うとパニックになってしまうのでまずは1つずつですね。