記事内に広告があります。
今日は脳梗塞後遺症軽度右片麻痺のMさん(79歳男性)の平行棒歩行訓練の様子です。
Mさんは2年ほど前に脳梗塞発症後リハビリを経てご自宅に一旦戻られたそうです。
ご自宅は1Fがガレージで主な住居スペースが2Fなので外出時は階段昇降が必須なのですが、一度足を滑らせて階段で落下し肋骨を7本折るという大けがもされたそうです。
入院治療後、再びご自宅に戻られてデイサービスを利用し始めましたが、少し気難しい気性もあり通っておられたデイサービスをやめて私の勤めるデイサービスに来所し始められました。
肺機能の低下もあるようで酸素を持参されていますが「使いたくない」ということでよっぽどの緊急な症状にならない限りは使わないと頑なに拒否されます。
そのせいかは分かりませんが座っているだけでも「しんどいしんどい」と言われることも多く、機能訓練もご本人の体調に気を配りながら行っています。
個別機能訓練教本も一冊あれば便利です♪
ご本人のその日のやる気や体調にもよりますが、「自分で勝手に歩行訓練をやるからほっといてもらっても大丈夫」「付いて見てられると気を遣う」と小言をよく言われます。😓
事前に歩行訓練は一人では危ないので必ず指導員が付いて行っていますと説明はしていて覚えておられないということはないのですが・・・
今日はいくらか体調も良いようで指導員とともに平行棒での歩行訓練を頑張っておられました。
患側上下肢ともやや麻痺は残るものの平行棒を握ったりある程度の荷重はできたりと大幅にびっこを引いた歩容になることはありません。
足取りはゆっくりではありますが比較的安定した歩行です。
ご自宅内では杖歩行、屋外では歩行車を用いて歩行移動されています。
ただこの間もトイレで転倒して脇腹を打って骨折した肋骨部が痛むなど油断するとそういった事故があるようです。
ご本人は外に自由に出て買い物に行けるようになりたいとおっしゃっていますが、まずは自宅内を安全に歩行移動できるよう伝い歩きと杖歩行を安定させられるよう歩行訓練を行っています。
徐々に片手だけで平行棒を持っての訓練など難易度をあげた訓練を実施してご本人のモチベーションも上げていけたらと考えています。

