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今日はパーキンソン病と脳梗塞後遺症で右半身にやや麻痺が残存しているAさん(男性 73歳)の歩行訓練の様子です。
Aさんはパーキンソンに関しては、投薬治療で小康状態を保っておられます。
時々小歩・小刻み歩行は観られますが、振戦などの症状は出ていません。
ただ、右上肢の痺れ感が強いそうで右肩や上肢の可動域に制限があり、結滞動作などが困難です。
歩行に関してはノルディックスキーを使っておられます。
なぜノルディックスキーの使用にされたのかは不明なのですが、おそらく片方のみの杖歩行ではかなり不安定になるからだと思われます。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
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今日はいつもより少し調子が良いようで、歩幅は小さいですが、すり足になることはありませんでした。
歩き出してしばらくすると、疲れも出てくるのか足が挙がらなくなってすり足になる傾向があります。
小歩の上にすり足だと中々歩も進まないし、つまずくリスクも上がります。
膝をもう少し柔らかく使えると足も挙がりやすいのですが、歩行中にそこまで余裕がないようです。
椅子座位での体操で大腿・つま先を挙げるトレーニングも並行して行っているので少しずつ歩行中の下肢の動きにリンクさせていければと思います。
ご自宅でもお一人で散歩に出かけるそうですが、つまずき転倒を起こさないよう歩行訓練と筋力トレーニング・ストレッチを継続していきます。