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1998年7月にC出版株式会社から内定を頂きました。
大学の授業も4回生になると少なく1週間に1回2コマの講義のみでしたので、卒業までの約半年はバイト三昧遊び三昧の日々を送りました。
それでも年間100万くらいの授業料は払ってもらっていたので、今更ながら親には申し訳ないことをしてました。
この場を借りてお詫び申し上げます。<(_ _)>
ただ不安がなかったわけではありません。
C出版の悪評は就職関連の世界では有名だったようで、大学の就職課に内定の報告をした時に
「本当にそこで良いの?」と就職課のおじさんに念を押されました。
同級生の中にも良くない噂を聞いたことがある奴もいて
「うわー、ホンマにC出版に入るんやー(⊙o⊙)」と憐れまれるようなこともありました。
大丈夫かなと思いつつ、また就職活動するのも面倒やなということと、「評判悪くても働き続けている人もいるんやから大丈夫やろ」と非常に安易な考えで「C出版でいいや」と割り切っていました。
今思えばとんでもないことでした。{{{(>_<)}}}

他の企業と同様に入社式は4月1日でした。
でも2泊3日くらいでホテルに缶詰めの研修合宿が3月初旬にあり、そこからは完全に社員扱いで営業に駆り出されていました。
同級生はまだまだ卒業旅行など最後の最後まで学生生活を満喫している中、私だけがスーツを着て仕事していました。
でもそんなことは大したことではありませんでした。
これからの地獄の日々を考えれば・・・
私は大阪支社配属で同期は35人くらい居たと思います。
出版会社ですがほとんど扱っているのは家庭用の教材で、幼児用から大学受験用まで取り扱っていました。
私は中学生向け教材を中学生のお子さんがいる家庭に営業するきっかけになる「家で受験できる学力診断テスト」を訪問販売する部署でした。
そのテスト問題を解いて回答を郵送してもらい、採点して得手不得手を分析した資料を持って結果を説明するという名目で再訪問し教材を紹介して販売につなげていくという流れです。
再訪問するのは私たち新人ではなく百戦錬磨の営業マンです。
ちなみに中学生用の教材で最低80万円くらいだったと思います。
ビデオ教材など含めたフルセットだと150万円くらいだったでしょうか。

すごいですよね。
私が10年ほど前に買った軽自動車と同じ価格です。笑
今となっては、売る方も買う方も「すごいな」の一言しか出ません。
子供の為なら仕方ないと思うのでしょうね。
ちなみに私は小学生の頃「ポピー」(教材?問題集?)をとってやらされていました。( ノД`)シクシク…
価格は知りませんが、せいぜい1か月1500円くらいではなかったでしょうか。
教材に100万なんて考えられません。Σ( ̄□ ̄|||)笑
中身はそんな特別すごいってものでもないんですよ。
問題と解説のテキストブック、解説CDが5教科分+3か月間のFAXでやり取りする添削指導で約100万円です。
当時はまだインターネットが今ほど普及していなかったので、FAXでのやり取りで専属の講師が学習計画を立てて計画表を送ったり添削したりしていました。
このFAX指導が3か月間というのがミソで3か月以降も継続する場合は月謝が教材費とは別にかかるシステムになっていました。
確か1教科なら1万円、2教科なら1万5千円だったと思います。
私もこのFAX指導部に携わることになりましたがその辺りのブラックなお話はまたいずれ詳しくご紹介します。
うなるほどあります😏笑
第1話はコチラ
↓ ↓