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レクリエーションのネタって考えるのは大変ですよね。
前回の第1回目では「牛乳パック積み」「カルタ」「漢字・絵合わせパズル」をご紹介しました。
どれも準備さえできれば繰り返し使って簡単に出来るレクリエーションです。
今回はサイコロを使った「棒倒し」、壁絵などでも使える「貼り絵・ちぎり絵」をご紹介します。
これらも準備は必要ですが、準備も簡単なので準備の段階から利用者さんに手伝ってもらえばより楽しめると思います。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
棒倒し

準備するもの
・割りばし
・蛍光ペン3色(蛍光ペンでなくてもマジック等でもOK)私は割りばしの端3センチほどの幅で青・黄・ピンクの3色を付けました。
・ビニルテープ
・サイコロ(割りばしに付けた色と同じ色の画用紙を3色2面ずつ貼ったもの)
遊び方

例1
始める前に写真のように割箸棒をビニルテープの真ん中の穴に通して立てておきます。
1.サイコロを振ります。
2.出た目の色の塗られた割りばし棒を倒れないように抜いていきます。
1と2を3~5人で順番に繰り返していき、倒してしまったらゲームオーバーです。


例2
一人で倒れるまでに何本抜き取れるか(倒れた時に何本残っているか)チャレンジしてもらい、順位を競います。
最高残り3本まで抜き取れます。
残り少なくなってくると不安定感が増してきてより集中力が必要になってきます。


時間制限を設けたりとか他にもルールはたくさん考えられると思うのでバリエーションの広いレクリエーションの一つですね。
貼り絵・ちぎり絵

貼り絵はレクリエーションの定番なので行っている方も多いと思います。
折り紙をちぎって貼っていくという比較的簡単な作業ですが、いざ始めると夢中になって時間の経つのも忘れて作業に没頭されます。
準備するもの
・画用紙
・折り紙
・糊


楽しみ方
方法も説明するほどでもないですが、画用紙に下絵的なものを描いてあげるとより親切かなと思います。
「この場所にはこの色」と貼る場所に貼る色を書いておいてあげるとスムーズに貼っていける方が多いです。




壁絵以外にもカレンダーや季節の飾りも貼り絵・ちぎり絵で作成してもらえます。
お雛様とぼんぼりはスタッフが作って準備して、それらを台紙に貼ってもらって完成です。


まとめ
利用者さんそれぞれの嗜好もありますし、できるできないの差もあるので統一して同じことを皆さんに行ってもらうのは難しい面もありますが「貼る」「塗る」という作業はできる方が多いです。
サイコロを振る、バランスを保ちながら棒を引き抜くという行動も集中力や手指の細かい動きを養うトレーニングにもなります。
心身ともに活性化できるレクリエーションをこれからも考えていこうと思います。