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本日は入浴が終わって昼食前に5分ほど行っている全員での体操の様子をご紹介します。
お昼過ぎにも15分ほどかけてしっかりと体操を行っていますが、なるべくお昼までジッと座ったままにならないよう少し身体を動かしていただいています。
今回は個別機能訓練ではありませんが、数人での集団機能訓練などの参考になればと思いますので、是非最後までご覧ください。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
深呼吸~下肢の体操
まずはゆったりと深呼吸からです。
ゆっくりと吸って吐くを3回行っています。
呼吸が整ったら足の運動から行います。
腿上げで股関節を動かしてから踵・つま先の挙上です。
ふくらはぎに刺激を与えてロングフライト症候群の予防も兼ねています。
ふくらはぎや足首周辺のむくみ改善にもつなげたいところです。
雑誌を読んだり塗り絵をしながらでも踵を挙げる運動はマメに実施してもらえるとより良いですね!
椅子座位での体操はコチラも是非ご参考ください♪
体幹の体操
続いて体幹をゆっくりと動かします。
両手を上に挙げて背伸びの運動です。体幹はもちろん、上腕や肩甲骨周りも伸ばすことができてスッキリします。
普段の生活で腕を挙げるという機会も少ないので、このような体操の時にしっかりと普段行わない動作、動かしたり使ったりすることが少ない筋肉や関節を動かしてもらいたいですね。
しっかりと上に伸ばせた後は、左右に腰を捻る体操です。
椅子のアームレストを持ってねじるので安全に行えます。
肩~頚部の体操
腰を捻るという動作も普段の生活で行うことが少ないので腰痛予防のためにも実施しています。
最後は肩周りと首の体操です。
肩に指先を当てて肘を回すイメージで肩を回します。
この態勢で行うことによって、肩甲骨をしっかりと動かすことができます。
肩や腕を動かしたり回したりして筋肉を動かすことも大事ですが、肩甲骨周りをしっかりと動かして肩甲骨の動きをよくしてあげる方が肩周りの可動域がよりアップします。
そして頚部(首)の体操です。
ジワリと左右に倒す、ゆっくりと回すといった体操で締めます。
全体的にそんなに激しく動くような体操はしていませんが、マッタリ首の体操でリラックスしていただきます。
最後にもう一度3回深呼吸をして終了です。
午後は以上ご紹介した体操にプラスして筋力トレーニング的なものや脳トレの要素も取り入れて実施しています。
またその模様もご紹介できたらと思っています。