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利用者様Tさんの靴の脱着訓練のその後の様子です。
靴を脱ぐ動作はスムーズに行えるのですが、その後履き替えるべき靴と脱いでおく靴との識別ができなくなってきています。
まずは靴を脱いだ後履くべき靴と脱いで片づけるべき靴とを認識できるよう順序立てて示唆していきます。
Tさんのこれまでの靴脱着訓練の様子はこちらの記事でご紹介しています。
変わらず靴を脱ぐ動作はスムーズに行えています。
椅子の下に置いてある履き替えるべき靴を指して「これに履き替えるのでこれを足元に持ってきて」と
伝えると足元まで持ってこれました。
次に脱いだ靴を横に避けるよう声掛けしましたが、
またついさっき脱いだ靴に足を入れてしまいます。(´;ω;`)
それでも何度か声掛けをして脱いだ靴を横に避けることができました。


脱いだ靴を横に避けて、これから履くべき靴を履くのですが、
右足を左靴に入れてしまいます。( ゚Д゚)
とりあえず足の近くにある靴を履こうとする傾向にあるようですね。
「これは左足用の靴やから左足を入れてねー」と指さしながら声掛けすると、足を入れ替えて履き始められました。


それ以降は今日は滞りなく履くことができました。
踵を入れ切らないまま立ち上がろうとされる時もあるのですが、今日はそんなこともなくしっかりと自身の手で踵を入れて完璧に履くことができました。


調子が悪い時は「踵まで入れてしっかりと履いてね」と声をかけてもうまく踵を入れ切れずに途中で諦めて完全に履ききらないまま立ち上がって歩き始めようとされます。
今日は「踵も入れてね」くらいの軽い声掛けのみですんなり履くことができました。
最初の靴の選択で躓きましたが、それ以外はほぼできておられました。
しばらくは今日のように脱いだ靴は横に避ける、履くべき靴を足元に持ってくるという動作で次に履くべき靴を認識できるよう訓練を継続していきます。