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今日は午後にみなさんで実施している体操の様子をご紹介します。
以前に[本日のデイサービス機能訓練⑱]お昼前に身体を動かす座ったままでみんなで体操!の記事でお昼前の簡単に行っている体操をご紹介しましたが、午後の体操はそれよりも時間をかけてガッツリ行っています。
ストレッチ、筋力トレーニング、脳トレの3つの要素を盛り込んで実施している様子をご覧ください。
椅子座位での体操はコチラも是非ご参考ください♪
深呼吸で少しリラックスしてから下肢の運動のスタートです。
腿上げ、踵・つま先挙げを行った後、股関節のストレッチです。
高齢者の方々の日常生活で股関節を深く曲げることってあまりないですよね。
ズボンを履く時、靴下や靴を履く時くらいでしょうか。
後は椅子に座る時に90°屈曲の姿勢で長時間過ごすくらいです。
股関節の動きは歩行時に重要な働きをします。
股関節の動きが悪ければ歩幅を大きく出せずに小股歩きになります。膝や足首の動きにも影響が出ます。
なので股関節を動かす体操は必ず取り入れるようにしています。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!


下肢の体操が一段落すると上肢と体幹の体操です。
下肢ばっかりをずっと行っていると下肢が疲れてくるので一旦下肢を休ませる目的もあります。
背伸びの運動から腰の左右へのねじり運動、肩甲骨を動かす体操を行います。


体幹や腰の伸張運動、肩甲骨周りをしっかりと動かすことで上肢の筋緊張を緩め血行促進やリラックス効果を高めます。
後半は脳トレ的な要素を取り入れています。
20回の足踏みをする間に3の倍数の時に「パン!」と手を叩きます。
20までなので手を叩くのは18までですが、勢い余って21まで叩いてしまう方も出てきてしまいます。笑
足を動かしながら定期的に手を動かすという複合した動作で頭も身体も動かしてもらいます。


最初はゆっくりのペースですのでみなさん出来ていますが、だんだんペースが速くなると下肢の動きも手を叩くのもバラバラになってくる方も出てきます。😵
でも速めのペースにもついていこうとアドレナリン全開で頑張っておられます( •̀ ω •́ )y


前腕ストレッチ、首の体操をマッタリと行ってから、深呼吸で終了です。
前腕部の掌側(手のひら側)を伸ばす動作も普段の生活の中ではないので時々行っています。
私たちでもなかなか伸ばす機会ってないですよね。
手首を手のひら側に曲げたり、指を曲げたりという動作は日常生活の中でも自然とよく行う動作ですが、その逆の動きはほとんどする機会はありません。
腱鞘炎やばね指などの防止にもなるので、こういうストレッチは私たちにも必要ですね。>.<
このように私たちにも必要な運動や体操も取り入れながらデイサービスの体操も実施しています。
普段動かすことが少ない部位を動かして活性化させる体操も利用者さんにとっては新鮮なようで戸惑いながらも楽しまれていました。