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今日はご自宅の1Fのトイレが壊れて使えないということで2Fのトイレを使うために安全に階段を昇り降りして居室とトイレを行き来し続けたいという利用者さんのMさん(95歳男性)の階段昇降訓練の様子をご紹介します。
機能訓練指導員も本が一冊あると心強いです!
1Fのトイレが壊れてかなり経つようですが、治す気はないとのことです😵
近くにお住いの娘さんがお世話をしに来られるそうですが、基本的にお一人暮らしです。
ですので、主な生活の場は1Fですがトイレへ行くのは2Fまで毎回行かれているようです。
せめてポータブルトイレ等置いて夜中はポータブルで用を済ませるようにしてもらえたらと思うのですが、ご本人は「まだ行けるから大丈夫」と頑なに拒否されているようです。
お若い頃は柔道をされており5段の腕前で70歳くらいまで道場で教えておられたとのことで足腰に相当自信を持っておられます。
確かに認知症状もなく、95歳とは思えない足取りで歩かれますし、階段もしっかりと昇られます。
動画をご覧頂いてお分かりだと思いますが、非常にしっかりとした足取りで階段を昇り降りされます。
ただ一つ不安な要があります。
昇る時も降りる時も同じ方向を向いていますo((⊙﹏⊙))o.
2Fの方を向いたまま昇り降りしているということになるので、昇る時は正しい方向を向いていますが降りる時はガッツリ逆向きで降りられていますΣ( ̄□ ̄|||)
![[デイサービス機能訓練] 階段昇降訓練](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2022/11/mk3-e1668603474862.png)
![[デイサービス機能訓練] 階段昇降訓練](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2022/11/mk2-e1668603562698.png)
今回は機能訓練を始めて2回目でした。
初めての階段昇降訓練の時に当たり前のように後ろ向きに階段を降り始められた時は本当に驚きました。笑
「いつもこんな風に降りてるから大丈夫や」と全然怖さもないようです。(*_*;
娘さんにも確認してみましたが、
「いつもそうですね」とだけ返答が。(@_@)
娘さんも何も問題はないという感じでした。
まあそれで今まで事故もケガもなかったから大丈夫だろうと思っておられるようです。
でも今は年齢的にもかなり高齢になっておられるし、なんとか安全な方法で階段昇降を行ってほしいと思います。
ただ、これまでの定着した昇降方法を強制的に変えるというのもかえって危険となる可能性も高いです。
- 降りる時にしっかりと次に足を置く段を目視することを意識づけする
- 現在の階段昇降能力を維持できるよう下肢筋力の維持・向上を図る
この2点に重点を置いて階段昇降訓練・下肢筋力訓練を実施していこうと思います。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!