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今日はYさん(84歳女性)の屋外歩行訓練の様子です。
20年ほど前に脳梗塞を患い若干右半身に麻痺が残っているとおっしゃっていますが、動作は見た目違和感がありません。
杖も右で把持していますし、鉛筆や箸も右で使えています。
歩行は少し不自由ではありますが、足関節の背屈(つま先を挙げる動作)なども問題なく行えています。
現在はご自宅で一人暮らしをされており、自宅内を安全に歩いて移動できる生活を送ることを目標に歩行訓練をプログラムの一つとして実施しています。
非常にお話が好きな方で歩行訓練中もよくお話をされます。
お孫さんが看護師さんで頑張っているとか、息子さんや娘さんが中々顔を出してくれないというちょっとした愚痴とかもよくしゃべっておられます。🥲
お話に力が入り過ぎて途中で立ち止まってしまうこともありますが、歩行自体はだいぶ安定してきました。
一時はよく自宅内や玄関先で転倒したということもありましたが、最近ではそのような話も全然なく怪我無く過ごされています。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
片づけが苦手ということでご自宅内は少し散らかり気味だったり、デイサービスの準備が全然できていなかったりということが増えてきているので歩行訓練と並行して洗濯物たたみや食器拭きなどの訓練も実施しています。
ご自宅ではできなくてもデイサービスではきちんとできているのですよね。💦
こういった整理整頓をご自宅でもできるよう声掛けしているのですが、
「家に帰るとなかなかねー」と苦笑いされています。😵笑
ご家族の方にも1週間に1回くらいでもお母さんの様子を観がてらご自宅の片づけを手伝ってもらえるようお願いしているのですが、お忙しいようでうまく都合が合わないようです。
認知力も少しずつ低下してきているので引き続き歩行訓練で歩行能力や体力を維持・向上させながらお一人での自宅生活を継続できるよう洗濯や掃除、整理をご自身で行える能力を保持する機能訓練と声掛けを行っていきます。