今日は認知症の進行が顕著なTさん(80歳男性)の屋外歩行訓練前後の上着と靴の脱着の様子です。

以前に靴の脱着訓練を中心に機能訓練を実施している様子をご紹介していました。

靴の脱着は手伝いや声掛けは必要ですが、だいぶご自身で出来るようになってきていました。

ただ、入浴時も含めて着衣失行が観られ声掛けしてもオウム返しで呟くだけで手が動かないという状態が多いです。

そこで今回は靴も含めて出来る限りご自身で脱着できるよう機能訓練の一環として実施してみました。

まずは屋外歩行訓練に出かける前に下履きに履き替えて上着を着てもらいます。

靴に関しては脱いだ靴を脇へ避けてこれから履く靴を足元に置いてあげれば足を入れることができます。

ただ、前のマジックテープを外してスムーズに足を入れるという行為が中々できず苦戦されることが多いです。

手を使わずに足だけで履こうとされます。😓

踵も踏んだ状態で動きが止まってしまいます。

根気よく声掛けを続けてようやく踵に指をかけてきっちりと履くことができました。

前のマジックテープをつけ外しできればもう少しスムーズに靴の脱着を行えると思うのですが、そこまで手を伸ばすのが億劫なようです。

上着に関しては着ることは比較的スムーズに着ることができます。

袖を通す手伝いは多少必要ですが、そんなに悩んだりすることもなく時間もかからずに着れています。

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屋外歩行訓練を終えて帰ってきました。

今度は上履きに履き替えて上着を脱いでもらいます。

靴に関しては出かける前と同じく声掛けとある程度の介助で履き替えることができています。

ただ、上着に関しては脱ぐという行為自体が分からず、動きが止まってしまいました。

「脱ぐわー脱ぐわー」とうわ言のように繰り返すだけで身体は動きません。😵

結局私が袖から手を抜いてほとんど脱がせるような感じで終了しました。

まずは袖から手を抜くという動作をご自身で出来るよう練習していこうと思います。

もうすぐ上着がいらない季節になってきますので頑張りどころですね。

デイサービス機能訓練に関してはこちらの記事でも詳しくご紹介していますので、
合わせてご参考ください。

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