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今日は脳出血後遺症左片麻痺のAさん(83歳女性)の平行棒歩行訓練の様子です。
昨年脳出血を発症され半年ほどリハビリなどで入院されていたそうです。
ご自宅に戻られましたが左股関節が安定せず、股関節脱臼を起こす恐れが高くなったとのことで大腿骨頭置換術も受けられ4月から私の勤務するデイサービスに来所されることになりました。
外出時は車椅子で移動されますが、自宅内では歩行器を用いて歩行移動しているそうです。
ご親族と暮らしておられますが日中は不在なのでほぼお一人で過ごしているようです。
まずは自宅内を安全に歩行移動できる生活を送れるように歩行訓練を実施していきます。
平行棒での歩行はゆっくりではありますが思っていたよりも安定して歩行できています。
ただご自宅ではちょこちょこ転倒しておられるそうで不安は残ります。
麻痺側上肢、特に肩から上腕にかけては動作痛があるようで、方向転換時などは平行棒を持てず手を離してしまわれます。
一定方向に歩き出すとおもむろに患側の手でも平行棒を把持して歩かれますが、方向転換時など態勢を変える時に特に両腕で立位を安定させた状態で出来るようになってもらいたいですね。
個別機能訓練教本も一冊あれば便利です♪
![[デイサービス機能訓練] [本日の機能訓練77] 脳出血後遺症左片麻痺利用者さん平行棒歩行訓練](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2023/04/aw3-e1680527760245.jpg)
![[デイサービス機能訓練] [本日の機能訓練77] 脳出血後遺症左片麻痺利用者さん平行棒歩行訓練](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2023/04/aw-e1680527885559.jpg)
![[デイサービス機能訓練] [本日の機能訓練77] 脳出血後遺症左片麻痺利用者さん平行棒歩行訓練](https://xs245838.xsrv.jp/taka-blog/wp-content/uploads/2023/04/aw2-e1680527800182.jpg)
今日は初めて来所された日だったので歩容や歩行能力を見せていただくという形で実施しました。
股関節は骨頭置換術を受けられているので大きな動作を伴うストレッチなどは控えますが、膝や足首を柔らかく使ってすり足にならないようにする必要もあります。
歩行時に膝の屈曲がうまく使えずにぎこちない歩容になる方も多いです。
歩行訓練と並行して膝関節・足関節の他動運動やストレッチと患側上肢の動作痛の緩和・可動域の拡大のための他動運動なども訓練プログラムに取り入れて自宅内を安全に歩行移動するという目標を達成できるよう機能訓練を実施していこうと思います。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!