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今日は脳梗塞後遺症軽度右片麻痺のMさん(79歳男性)の平行棒歩行訓練の様子です。
[本日のデイサービス機能訓練 79]脳梗塞後遺症軽度右片麻痺利用者さん平行棒歩行訓練
こちらの記事でもご紹介したMさんです。
Mさんは2年ほど前に脳梗塞発症後リハビリを経てご自宅に一旦戻られたそうです。
ご自宅は1Fがガレージで主な住居スペースが2Fなので外出時は階段昇降が必須なのですが、一度足を滑らせて階段で落下し肋骨を7本折るという大けがもされたそうです。
今回はFの自室まで送り迎えする時に階段昇降する様子をご紹介します。
1Fにも部屋はあるのですが、奥様が使用されているということで使えないそうです。💦
家庭の事情というやつですかね。
そこまで私たちも口を挟めないですが、一番安全なのは1Fで生活できる態勢が一番良いのですが・・・
うまくいかないですね😣
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
まずは階段を降りる時の様子です。
手すりが右側にしか付いていないので階段を降りる時は後ろ向きに降りられます🫣
麻痺が若干ありますが右手で手すり、左手で杖を持つスタイルが一番階段昇降しやすいとご本人がおっしゃるのでご本人の意向を尊重しています。
と言っても私たちが関わる前からこのスタイルで通しておられるようなので急に変えてもやりにくいだろうというのもあります。
言って聞いてくれる方でもないのですが笑
階段昇降時は必ず誰かが付くようにはなっているので大丈夫だとは思いますが、一度一人で階段を降りようとして転倒、墜落しておられるので注意が必要です。


高さ約20cm、幅約80cm、12段の狭く段差が高めの階段です。
肺機能も低下していて体力的にも辛いとよく愚痴をこぼされています。
降りるのは体力的には大丈夫ですが、やはり足元が見にくいようで何度か踵が段から半分ほどはみ出た状態で着段している時がありました。💦
手すりもそこまで頑丈なものではないので、いざという時に体重がグッとかかると壊れてしまう可能性もあります。
なので私も完全に降りきるまでつい全身に力が入ってしまいます。
手すりにもそこまで頼れないのでもしもMさんが足を踏み外したり膝崩れなどを起こしたりしたら私自身で食い止めないと二人して転げ落ちてしまいます😱
降りり時はご本人も恐怖感があるようで2足1段歩行を徹底してくれているのでその点は安心です😓
デイサービスから帰ってきて自宅階段を昇る様子です。
暗い映像で少し見にくくて申し訳ありませんm(__)m
昇る時は足元を自身で目視しやすいので余裕ができるのか1足1段歩行になる時があります🫣
「ゆっくりでいいから段で足揃えてね」と声をかけるのですが・・・
まあ、聞き入れてくれません(/ω\)笑
右手に手すり、左手に杖を持っての昇降なのでバランスを崩す可能性もあるので常に気が抜けません💦
もう少し階段の幅があれば両側に手すりを付けたりも出来るのでしょうが、これまた難しい話ですね。
1足1段歩行を徹底してくれればより安全に昇れるのですが・・・
地道に声掛けして意識づけしていくしかないですかね。😣
今のところは足が痛い、腰が痛いと言いながらもしっかりとした足取りで階段昇降できていますので、現状の筋力維持のためのトレーニングと20cmほどの段差を確実に昇っていくための股関節や足関節の可動域の維持のためのストレッチや関節運動を中心に機能訓練を実施していこうと思います。