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今日は左大腿骨頭置換術を受けたNさん(女性80歳)の歩行訓練の様子です。
Nさんは今年初めくらいに手術を受けリハビリで長期間入院されていたそうです。
在宅に戻ってからしばらくは訪問リハビリのみを受けておられたそうですが、自宅にばかりいるとゴロゴロ横になってばかりで一向に歩くようにならないということでデイサービスも利用を始められました。
デイサービスに来所し始めた頃は全く歩いたり運動したりする意欲もなく、移動は車椅子で行われていました。
でも平行棒などで少し歩くことを提案して歩いてみると危なげなく歩けるのです。😓
おそらく面倒くさかったのと恐怖感が半々くらいであったのでしょう。
最初の1ヵ月ほどは平行棒で20mほどの距離を歩く練習をしました。
その後、歩行車での歩行訓練に移行しています。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
慎重で怖がりな方なのでゆっくりではありますが、足取りに不安定感は感じられません。
前の車輪に少し遊びがあるのでも、左右にぶれて直進がやや不安定になることはあります。
ただ、転倒しそうになるとかそういったケガにつながるような怖さは感じられません。
今では送迎車からお席までやトイレ、お風呂もしっかりと歩いて移動できるまでになりました。
ご本人も歩行に関して自信を取り戻してきているようで、歩行訓練に対して拒否されるようなこともなくなりました。😊
ご家族と一緒に買い物に出かけたいというのが目標ですが、この調子なら店舗内を歩いて見て回ることも出来るようになるでしょう。
後はご自宅玄関に10段ほどの階段があるので階段昇降もご自身でスムーズに行えるようにできれば外出もより楽になります。
デイサービス送迎時は見守りと少しの介助でご自分で昇降してもらっていますが、日によって「怖い怖い」と消極的になられることもあります。
昔の住宅でコンクリートの幅狭い階段なので少しハードルが高いですが、これも出来る限り自信を持って安全に昇降し、自由に外出できるようになってもらいたいですね。