[本日のデイサービス機能訓練]⑨最近自宅で転倒が増えたという利用者さんの歩行訓練

本日の機能訓練9 歩行訓練

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今日はKさん(80歳女性)の屋外歩行訓練を行いました。

最近自宅近くをご主人と一緒に散歩中に車の車輪止めに足を引っかけて転倒されたとのことで

顔面を地面に打ち付けて目の周りとおでこに擦り傷とアザができていました。

すぐに病院受診され、幸い骨折等はなかったので良かったですが、明らかに歩行中など注意力が低下しています。

その傷が治ってきたなーと思っていたら、また自宅内で転倒され、膝や腕にアザを作ってこられました。

それまでは、自宅内で掃除を一人で出来るようになりたいとの要望もあり、掃除を行うための機能訓練を実施していましたが、ケアマネさん、ご家族の心配、要望があり歩行訓練を行うことになりました。

足の出は悪くなく、比較的スムーズに歩行できているのですが、認知症状が進んでいることもあるせいか、キョロキョロと落ち着きがなくなる時があり、ボーっとよそ見して歩いたり、必要以上に後ろや横を気にして振り返りながら歩いたり不安定になります。

今日も「しっかりと前と足元を確認しながら歩こう」と何度か声掛けしながら歩きました。

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屋外歩行訓練
屋外歩行訓練

足取りはしっかりとしていますが、足元を全く気にされていないので、少しアスファルトに起伏があったりするとズルッと足を地面に擦ってしまいます。

マンホールの上などを通る時は特に注意が必要です。

おそらく車輪止めにつまづいて転倒した時も全く足元を警戒していなかったんだと思います。

頻繁にすり足になるわけではないのである程度足は挙がっていると思うのですが、足元と前方への注意と確認を定着させていく必要がありますね。

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屋外歩行訓練
屋外歩行訓練

蹴りだす前はしっかりと踵が挙がっていますが、前に足を振り出す時に若干つま先の挙がりが弱いので、それが足を擦る原因かなとも思います。

今日はなかったですが、時々大きくつまづくことがあるので歩行時の足関節(足首)の動きも意識を持てるよう訓練をしていかないといけません。

転倒して以来、ご主人と一緒に散歩に出かけることがなくなったとのことで運動の機会もグンと減っています。

このまま歩行も不安定になって動かなくなると余計に認知力の低下も進む可能性が高くなるので、また安全にご主人と散歩に出かけられることを目標に歩行訓練を継続していきます。

機能訓練に関する記事はこちらにまとめてご紹介していますので、合わせてご参考ください。

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