[本日のデイサービス機能訓練 97]膝関節OA、軽い糖尿病と認知力低下が観られる利用者さん歩行訓練

「デイサービス機能訓練」[本日に機能訓練97]膝関節OA、軽い糖尿病と認知力低下が観られる利用者さん歩行訓練 歩行訓練

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今日は所々認知力低下が観られるMさん(77歳 女性)の歩行訓練の様子です。

普段はご自宅周辺を散歩することもあるそうですが、自宅にこもりがちになることが多くなったそうです。

それに伴ってか、何度も繰り返し同じことを言ったり、物忘れが増えたりということが目立つようになってきました。

最初は年相応の物忘れかなとも思いましたが、会話をする機会が増えるに連れて認知症の初期症状に近いものを感じることが増えてきました。

ご家族も少し不安を覚えておられるようで、自宅で一人で過ごす時間が多いのは心配とのことでデイサービス利用を増回されています。

安全に自身で買い物に出かけられる」ことを目標に歩行訓練を実施しています。

この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!

お若い時は入院病棟で介護士として働いておられたそうで、

「毎日病棟を走り回ってたから歩くのは今でも全然大丈夫」といつもおっしゃっています。

確かに補助具無しでも歩行できていると言えばできているのですが、不安点も多く見受けられます。

一つは前傾姿勢になる点です。

歩き始めはそんなに気にならない程度ですが、歩行が進むに連れて段々肩が大きく前に入り込むようになります。

背筋群の力も低下しているのでしょう。

ゴムチューブでのトレーニングなどで背部筋力の強化と鎖骨周り、胸筋のストレッチなども取り入れていこうと思っています。

もう一つは内反膝(O脚)です。

これは言って治るものでも、マッサージや徒手療法でしっかりと元に戻る物でもないですが、歩行が不安定になる大きな原因となっています。

足を地に着く時に小趾側から着いてしまうので着地が不安定です。

小趾側拇趾側とも同時に真っすぐに着地できれば接地面が広いのでどっしりと安定して踏めますが、片側から接地してしまうと安定性に欠けることはもちろん、坂道や凸凹道だと足をぐねって転倒、骨折の危険性も大いに高まります。

なので、今以上内反膝が進まないように大腿部内側の筋力強化も必要です。

両太ももでゴムボールを挟んだり、下肢を開閉させたりといった運動も取り入れていこうと思います。

背部・大腿とも簡単なトレーニングなので、デイサービスに来ない日もご自宅で毎日実施してもらえるよう訓練していこうと思います。

デイサービス機能訓練に関してはこちらの記事でも詳しくご紹介していますので、合わせてご参考ください。

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