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ただ漠然と体操をする、塗り絵やなぞなぞをするということも必要ですが、何事もやっぱり「考える」ことが大事ですよね。
次に何をすれば良いのか、予測を立てながら体を動かすのって私たちでも意外と難しいものです。
でもこれが脳の活性化に大いにつながります。
今回はそんな脳トレ体操をご紹介します。
個別機能訓練教本も一冊あれば便利です♪
グーパー体操


ただ手をグーパーするだけでも手指を動かして脳に刺激を与えられますが、今回はもう少し頭を使った体操ということでパンチを繰り出すように動かす動作も加えています。
左右交互にパンチを繰り出すのですが、出さない方の手はパーのように開きます。
パンチを出すときはグー、引っ込めるときはパーの形にして左右交互に行います。
一見簡単そうですが、引っ込めた方の手がグーのままだったり、グーパンチを出さないといけないのにパーのまま前に出して張手みたいになったりと、結構間違えてしまう方も多いです。
ですので、最初は少しゆっくりのペースで段々スピードアップしていくという形で行っています。
考えながら行うことが一番の目的です。
うまくできなくても次の動きを考えながら、予想しながら行えるようペースを調節してください。
私は10回1セットで3セット行っています。
前に出す方の手をパー張手、引っ込める方をグーと逆の動きも織り交ぜて行っています。


指の体操


この指の体操は定番なので実施されている方も多いでしょう。
整骨院勤務時代、施術中に無意識にこの指回し体操している患者さんもいらっしゃいました。(笑)
私は拇指(親指)から順に小指まで行います。
拇指、示指(人差し指)くらいまでは割と簡単に出来るのですが、中指と薬指が結構難関です( ノД`)シクシク…
私も最初は全然うまくできませんでしたが、今ではかなりの腕前になりました(笑)
この体操も上手に回すことだけが目的ではないので、ゆっくりでも回そうとする意識に重点を置いて行ってもらっています。


一対の指を回そうとすると他の指が離れてしまったり「あー、もう!できひんわー!」と白旗を挙げてしまう方もいらっしゃいますが、綺麗に早く回せなくても良いのです!
何度も言いますが回そうとする、指を動かそうとする行動が一番大事だと私は考えています。
あと、私の個人的な感想ですが、この体操をすると力が入って肩周りや腕もめっちゃ疲れます(´;ω;`)ウゥゥ
なので、この指体操の後は腕から指まで脱力してプラプラと振っています。
左右の腕を同時にそれぞれ別の動きで脳トレ体操
ア・左腕は上下に動かす。
イ・右腕は三角形を描くように動かす。
アとイの腕の動きを一辺ずつ同時に行っていきます。
アは上・下の2動作、イは三角形の三辺を描くので3動作になります。
なので左右で動きのズレが出てきます。
この動きのズレがプレイヤーを惑わせます。(笑)







この体操は利用者さんの前で見本で私も行っていますが、見本なしバージョンも行います。
また、右と左の動きを入れ替えても行えますしいろいろバリエーションも考えられます。
途中で両腕とも上下運動になったり、最後の腕の位置が違ったりハプニングも盛りだくさんで盛り上がりますよ(〃艸〃)ムフッ
もちろんこの体操も完璧にこなせるようになるというよりも、一つ一つの動きを考えながら行うことに
重きを置いて実施しています。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
後だしジャンケン

始める前に「私にジャンケン負けてください」「私にジャンケン勝ってください」「私とジャンケンであいこになってください」等指示を出しておきます。
指導員が先にグーチョキパーのどれかを出します。
利用者さんはそれを見てから指示された状態になるようにジャンケンを出します。
これもまたまた簡単なようですが、「パーに勝つのは何やったっけ?」「チョキに負けるのは何かな?」と咄嗟に出てこないことも多いです。
「あーもう!ちょっと待って!」とか「もうこんがらがってきた(´;ω;`)ウゥゥ」とギブアップ寸前になる方もいらっしゃいます。
ただこれはしっかりと頭を使って考えようとしている証拠なので全然OKです!
ガンガン頭を使ってもらいましょう‼

まとめ
いかがでしたでしょうか?
私はこのような脳トレ体操を週に2~3回行っています。
普通の体操だとウトウトと居眠りしがちな利用者さんも楽しそうに参加されます。
何度も言いますがきっちりと出来なくても問題ないと思います。
やってみる、頭を使って考えていくということが一番重要です。
是非一度お試しください!
椅子座位体操はコチラも参考になります!