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今日はレクリエーションも兼ねてデイサービスのテーブル上で利用者さんに使ってもらっている卓上ゴミ箱を作成している様子をご紹介します。
不要になった新聞広告を使って折り紙のように折ってもらっています。
3つの工程に分けて作ってもらっています。
途中の2番目の工程が難しいようで皆さん苦戦されたり「わからんわ~出来ん( ノД`)シクシク…」と諦めてしまう方が多いです。😓
なので、普段その工程は私が行ってから最後の工程を利用者さんに行ってもらっているのですが、今日はその難しい工程にチャレンジしてくれる方がいらっしゃったので全てお任せしてみました。
この本で認知症の方の世界を理解するとともに機能訓練のアプローチも考えられます!
私のイチオシです!
工程1
まずは長方形の広告を四つ折りにしてもらう工程です。
これが一番簡単ですが、これが四隅がある程度揃わずにズレていたりすると出来上がりも歪んでしまうので注意が必要です。
と言ってもインスタントゴミ箱なので少々歪んでようが、いびつな形であろうが大丈夫です笑
視力も低下して細かい部分が見にくいという方もいらっしゃるので、その辺はアバウトにやってもらっています。
この第1工程を行ってくれている利用者さんMさん(85歳女性)は「私は目が悪いから」と塗り絵や脳トレプリントの類は一切手を付けられませんが、ゴミ箱を折るこの工程はお願いすると快くやってくれます。
あっ、後は洗濯物たたみもやってくれます笑
工程2
この工程が一番難関のようです。
袋を開くようにして家のような形にするのですが、その折り方がどうにも覚えられないようで皆さん嫌がられます。(´;ω;`)ウゥゥ
なので、この工程は私の担当になることが多いのですが、いつもどなたか出来る方を探し求めています。笑
今回この第2工程を託してみた利用者さんは認知症状はありませんが大変面倒くさがりなTさん(86歳女性)です。
Tさんも理由は違いますが第1工程のMさん同様塗り絵や脳トレプリント類はNGを出されます。😫
雑誌や新聞にはザッと目を通される程度なのでダメ元でお願いしてみたところ案外アッサリと引き受けてくださいました。
最初はスムーズに折れていましたが、私がその場を離れて自分一人になると折り方が分からなくなったり苦戦されていました。
折り目も所々違って「あれ?」とご本人も焦っておられましたが、少し声掛けするとご自分で修正することができていました。
工程3
最後の工程は比較的簡単な折り方を表裏両面行うだけなので、みなさん取っ付きやすいようです。
お任せできる方が数人いらっしゃるので最後の工程から完成までは安心です😄
今日はFさん(86歳女性)に行ってもらいました。
Fさんは認知症状はありますが、MさんやTさんと反対で塗り絵や脳トレプリント等も「難しいわ」と言いながらも取り組んでおられます。
この折り方とは違う折り方で昔ご自宅でよく箱を折っていたそうです。
今日も少し教えただけでほとんど出来るようになり、お一人で全部完成されました。
「最近物忘れが多いわ」「しょっちゅう息子に怒られる」など自信を無くし気味なFさんにはこれをきっかけにまた自信回復してもらえればと思います。
この卓上ゴミ箱は毎日1日で10個くらいは使うので皆さんで手分けして作ってもらえるとかなり助かります。
またレクリエーションとしても脳トレとしても有効なので一石三鳥です☆*: .。. o(≧▽≦)o .。.:*☆